| 臍帯の超音波画像診断図 |
 |
妊娠10週の胎児の臍帯です。胎児の側面を描写していますが、妊娠10週ですので頭部、体幹部が明瞭に区別できます。さらに、胎児の下腹部から矢印のように臍帯が右方向に走っているのがはっきり描写されています。胎児の頭臀長が約4cmですが、臍帯の長さは左の超音波画像で測定できるだけでも約5cmです。 |
 |
妊娠22週の胎児の臍帯です。胎児の側面像です。ふとももの上方の胎児下腹部から左方向に向かって、ほぼ水平に臍帯がでているのがはっきり描写されています。臍帯の太さが、胎児の成長とともに約1cm程度まで太くなり、臍帯血管の走行状態から捻転しているのも理解できます。 |
 |
妊娠36週の臍帯の断面像です。臍帯全体の太さは約2cmです。その内部に一本の太い臍静脈と二本の細い臍動脈がはっきりと描写されています。太い臍静脈は内部に動脈血を含み、母体(胎盤)から胎児に血液が運ばれます。それに対して細い臍動脈は胎児から母体(胎盤)へ血液が運ばれます。 |
 |
妊娠27週の臍帯です。臍帯は胎児と胎盤とを結ぶ索状物質で、胎児の臍輪から出て胎盤の胎児面に付着します。臍帯の胎盤付着部位がはっきりと描写されています。 |
 |
臍帯下垂の超音波写真です。胎児先進部とは胎児の先頭の部分で頭位の場合には頭、さかごの場合にはおしりになります。この症例では骨盤位ですので先進部はおしりですが、左の超音波写真の左上方の部分が胎児先進部になります。この胎児先進部と内子宮口の間に臍帯がはっきりと認められます。まさしく臍帯下垂です。必ずしも診断は容易ではありません。 |